襖(ふすま) 障子 畳 張替 建具 大阪市平野区 松雲堂

松雲堂



襖の豆知識
襖豆知識
襖は、平安時代の寝殿造りで使われた几帳、衝立、屏風、 明かり障子などの調度品から日本独自に生まれました。これらの調度品の上張り(表に来る素材)は絹でしたが、 中国から唐紙が入ってくるようになり、だんだんと唐紙が使われるようになっていきました。この襖の原型は唐紙障子と呼ばれていました。
襖とは、古くからある日本独特の間仕切り建具です。 名前の由来は、「間(部屋、空間)」を臥せるという、「臥す間」からきています。初めは中国渡来の唐紙だったことから「唐紙(からかみ)」とも呼ばれます。
襖は木でできた骨組みに紙を重ねてできているので、紙と紙の間に空気の層ができます。この空気の層が、夏の暑いときは室内を涼しく、冬の寒いときは室内を暖かく保とうとします。 和紙が空気中のカビ、ホコリ、ダニやアンモニアなどの有機物を吸着する機能を持っていることが最近の研究でわかっています。
襖は、何度でも張替えができます(ダンボール襖、発泡襖は永久的にはできません)。 上張りの模様を変えることで、部屋の雰囲気を大きく変えることも可能です。
襖は、ご存知の通り取り外しが楽にできます。 襖を動かすだけで、2つの部屋を1つの大きな部屋にできたりと自由に部屋の広さをかえられます。住まいをよりうまく活用するにあたり、とても重要な役割を果たすことができるのです。


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